FX自動売買の口座の選び方|リピート系・選ぶだけ・自作プログラムの3タイプを公式情報と検証で比較

ケンショウ 公開 2026-09-27 数値の確認 2026-09-27

数字で見る要点

1通貨

松井証券のリピート注文で取引できる最小の量(米ドルなら約150円分)

1,000通貨

みんなのシストレで取引できる最小の量

100通貨

GMOコインのAPI(自作プログラム)で新規注文できる最小の量

FXの自動売買は、しくみで3つのタイプに分かれます。少額でしくみを試したいならリピート系(松井証券は1通貨から)、ルールを自分で作らずに選びたいならストラテジーを選ぶタイプ(みんなのシストレ)、自分でルールを作って動かしたいなら自作プログラム(GMOコインのAPI)が候補です。どのタイプも損失は出ます。このサイトの検証では、「元手に対して持つ量」が結果を大きく左右しました。

自動売買の3つのタイプ

① リピート系

  • しくみ:決めた値段の範囲に、買い(売り)の注文を等間隔に並べる。値段が上下するたびに「買う→利益を確定」をくり返す
  • 向いている人:設定を決めたら、あとは画面で様子を見たい人
  • 気をつけたいこと:値段が範囲の外に大きく動くと、損失が一方向にふくらむ

② ストラテジーを選ぶ

  • しくみ:会社が用意した売買のルール(ストラテジー)を一覧から選び、そのルールどおりに売買させる
  • 向いている人:ルールを自分で作らずに始めたい人
  • 気をつけたいこと:一覧の成績は過去のもの。これからも同じとは限らない

③ 自作プログラム(API)

  • しくみ:自分で書いたプログラムから、会社の仕組み(API)を通して注文する
  • 向いている人:売買のルールを自分で作り、検証したい人
  • 気をつけたいこと:プログラムの誤りがそのまま損失になる。検証の手間がかかる

自動売買にしない、つまり自分の判断で(手動で)取引するなら、FXを1,000通貨から手動で始めるならの記事をどうぞ。

あわせて読みたいFXを1,000通貨から手動で始めるなら|スプレッド0.2銭の口座の条件を公式情報で確かめる

口座ごとの条件(公式情報)

2026年9月27日に各社の公式ページで確認しました。

松井証券(MATSUI FX) みんなのシストレ(トレイダーズ証券) GMOコイン(外国為替FX)
タイプ リピート系(リピート注文) ストラテジーを選ぶ 自作プログラム(API)
最小の取引量 1通貨 1,000通貨 1通貨(APIで新規注文するときは1回100通貨から)
取引手数料 無料 各種手数料は無料 無料(APIで約定した場合は約定金額の0.002%)
費用で気をつけたいこと 自動売買の注文は指値のため、成行向けの縮小スプレッド(米ドル/円0.1銭)ではなく通常のスプレッドになる 投資助言報酬(片道0.2pips)がスプレッドに含まれている スプレッドは変動制

数値は改定されることがあります。口座を開く前に、必ず公式ページで確認してください。

リピート系の自動売買は、ほかにマネースクエアの「トラリピ」、アイネット証券の「ループイフダン」、インヴァスト証券の「トライオートFX」などもあります。条件の比較は、公式情報で確かめてからこの記事に追加します。

このサイトの検証から分かったこと

1. リピート系は「範囲を外れたとき」がすべて

松井証券が紹介している米ドル/カナダの設定例を、1996〜2026年のデータで動かしました。元手100万円では、1996〜2004年に始めた場合、価格が範囲を大きく下回った2007年にすべてロスカットされる計算でした。一方、設定が公開された後の期間は、範囲の中で上下して利益が積み上がっていました。詳しくは松井証券の設定を30年分のデータで検証した記事にまとめています。

あわせて読みたい【松井証券 自動売買】おすすめ設定を約30年分のデータで検証|範囲を外れたら何が起きるか

2. 自作のルールは、コストを入れて検証すると多くが消える

このサイトでビットコインの短時間の売買ルールを47通り試したところ、手数料と売値・買値の差を入れると、利益が残るものはありませんでした(デイトレードの検証)。1日1回判断するルールでも、合格の基準を全データで満たしたものはありませんでした(15年分の検証)。

あわせて読みたいビットコインのデイトレードは勝てる?夜10時から47通り検証した結果|手数料込みあわせて読みたいビットコイン自動売買のバックテスト|15年分のデータで検証した結果(手数料込み・負けも公開)

3. 持つ量を減らすと、下落はほぼ比例して浅くなる

同じルールで持つ量の上限を半分にすると、最大の下落もほぼ半分になりました(利益もほぼ半分)。どのタイプでも、最初は少ない量で始めるのが、今回の検証から言えることです。今は、実際のお金を使わない毎晩の記録で、この違いを確かめています。

口座を選ぶ手順

  1. どのタイプにするかを決める:設定だけで動かしたい → リピート系、ルールを選びたい → ストラテジーを選ぶタイプ、自分で作りたい → API
  2. 最小の取引量を確かめる:少額で試すなら、1通貨や100通貨から取引できる口座が、量を細かく調整しやすい
  3. 費用のかかり方を確かめる:取引手数料が無料でも、スプレッド(売値と買値の差)や投資助言報酬、API手数料がかかる場合がある

注意点

  • FXは、預けたお金(証拠金)を上回る損失が出る可能性があります
  • 自動売買は、利益を保証するものではありません。設定やルールが相場に合わなければ、損失が続きます
  • この記事は、公式情報とこのサイトの検証をもとにした比較です。特定の口座での取引を勧めるものではありません

※この記事に広告は含まれていません。数値は2026年9月27日に各社の公式ページで確認したものです。

根拠・出典

この記事の数字と事実は、2026年9月27日に、公式情報と検証の記録で確認しました。公式情報は変わることがあるため、毎月確認し直しています。

検証の条件と計算方法は検証の方法にまとめています。

この記事は、運営者が行った検証の記録です。特定の金融商品の売買を勧めるものではありません。過去の成績は将来の成績を保証しません。数値は記載時点のものです。