FX自動売買の口座の選び方|リピート系・選ぶだけ・自作プログラムの3タイプを公式情報と検証で比較
数字で見る要点
1通貨
松井証券のリピート注文で取引できる最小の量(米ドルなら約150円分)
1,000通貨
みんなのシストレで取引できる最小の量
100通貨
GMOコインのAPI(自作プログラム)で新規注文できる最小の量
FXの自動売買は、しくみで3つのタイプに分かれます。少額でしくみを試したいならリピート系(松井証券は1通貨から)、ルールを自分で作らずに選びたいならストラテジーを選ぶタイプ(みんなのシストレ)、自分でルールを作って動かしたいなら自作プログラム(GMOコインのAPI)が候補です。どのタイプも損失は出ます。このサイトの検証では、「元手に対して持つ量」が結果を大きく左右しました。
自動売買の3つのタイプ
① リピート系
- しくみ:決めた値段の範囲に、買い(売り)の注文を等間隔に並べる。値段が上下するたびに「買う→利益を確定」をくり返す
- 向いている人:設定を決めたら、あとは画面で様子を見たい人
- 気をつけたいこと:値段が範囲の外に大きく動くと、損失が一方向にふくらむ
② ストラテジーを選ぶ
- しくみ:会社が用意した売買のルール(ストラテジー)を一覧から選び、そのルールどおりに売買させる
- 向いている人:ルールを自分で作らずに始めたい人
- 気をつけたいこと:一覧の成績は過去のもの。これからも同じとは限らない
③ 自作プログラム(API)
- しくみ:自分で書いたプログラムから、会社の仕組み(API)を通して注文する
- 向いている人:売買のルールを自分で作り、検証したい人
- 気をつけたいこと:プログラムの誤りがそのまま損失になる。検証の手間がかかる
自動売買にしない、つまり自分の判断で(手動で)取引するなら、FXを1,000通貨から手動で始めるならの記事をどうぞ。
あわせて読みたいFXを1,000通貨から手動で始めるなら|スプレッド0.2銭の口座の条件を公式情報で確かめる
口座ごとの条件(公式情報)
2026年9月27日に各社の公式ページで確認しました。
| 松井証券(MATSUI FX) | みんなのシストレ(トレイダーズ証券) | GMOコイン(外国為替FX) | |
|---|---|---|---|
| タイプ | リピート系(リピート注文) | ストラテジーを選ぶ | 自作プログラム(API) |
| 最小の取引量 | 1通貨 | 1,000通貨 | 1通貨(APIで新規注文するときは1回100通貨から) |
| 取引手数料 | 無料 | 各種手数料は無料 | 無料(APIで約定した場合は約定金額の0.002%) |
| 費用で気をつけたいこと | 自動売買の注文は指値のため、成行向けの縮小スプレッド(米ドル/円0.1銭)ではなく通常のスプレッドになる | 投資助言報酬(片道0.2pips)がスプレッドに含まれている | スプレッドは変動制 |
数値は改定されることがあります。口座を開く前に、必ず公式ページで確認してください。
リピート系の自動売買は、ほかにマネースクエアの「トラリピ」、アイネット証券の「ループイフダン」、インヴァスト証券の「トライオートFX」などもあります。条件の比較は、公式情報で確かめてからこの記事に追加します。
このサイトの検証から分かったこと
1. リピート系は「範囲を外れたとき」がすべて
松井証券が紹介している米ドル/カナダの設定例を、1996〜2026年のデータで動かしました。元手100万円では、1996〜2004年に始めた場合、価格が範囲を大きく下回った2007年にすべてロスカットされる計算でした。一方、設定が公開された後の期間は、範囲の中で上下して利益が積み上がっていました。詳しくは松井証券の設定を30年分のデータで検証した記事にまとめています。
あわせて読みたい【松井証券 自動売買】おすすめ設定を約30年分のデータで検証|範囲を外れたら何が起きるか
2. 自作のルールは、コストを入れて検証すると多くが消える
このサイトでビットコインの短時間の売買ルールを47通り試したところ、手数料と売値・買値の差を入れると、利益が残るものはありませんでした(デイトレードの検証)。1日1回判断するルールでも、合格の基準を全データで満たしたものはありませんでした(15年分の検証)。
あわせて読みたいビットコインのデイトレードは勝てる?夜10時から47通り検証した結果|手数料込み
あわせて読みたいビットコイン自動売買のバックテスト|15年分のデータで検証した結果(手数料込み・負けも公開)
3. 持つ量を減らすと、下落はほぼ比例して浅くなる
同じルールで持つ量の上限を半分にすると、最大の下落もほぼ半分になりました(利益もほぼ半分)。どのタイプでも、最初は少ない量で始めるのが、今回の検証から言えることです。今は、実際のお金を使わない毎晩の記録で、この違いを確かめています。
口座を選ぶ手順
- どのタイプにするかを決める:設定だけで動かしたい → リピート系、ルールを選びたい → ストラテジーを選ぶタイプ、自分で作りたい → API
- 最小の取引量を確かめる:少額で試すなら、1通貨や100通貨から取引できる口座が、量を細かく調整しやすい
- 費用のかかり方を確かめる:取引手数料が無料でも、スプレッド(売値と買値の差)や投資助言報酬、API手数料がかかる場合がある
注意点
- FXは、預けたお金(証拠金)を上回る損失が出る可能性があります
- 自動売買は、利益を保証するものではありません。設定やルールが相場に合わなければ、損失が続きます
- この記事は、公式情報とこのサイトの検証をもとにした比較です。特定の口座での取引を勧めるものではありません
※この記事に広告は含まれていません。数値は2026年9月27日に各社の公式ページで確認したものです。
根拠・出典
この記事の数字と事実は、2026年9月27日に、公式情報と検証の記録で確認しました。公式情報は変わることがあるため、毎月確認し直しています。
- https://www.matsui.co.jp/fx/rule/
- https://min-fx.jp/lineup/st/
- https://coin.z.com/jp/corp/product/info/fx/
- https://coin.z.com/jp/corp/product/info/fx/api/
- https://www.m2j.co.jp/
- https://inet-sec.co.jp/
- https://www.invast.jp/triauto/
- 検証の記録: bot/logs/2026-09-26_findings_v8_matsui_grid.md
検証の条件と計算方法は検証の方法にまとめています。
この記事は、運営者が行った検証の記録です。特定の金融商品の売買を勧めるものではありません。過去の成績は将来の成績を保証しません。数値は記載時点のものです。
